北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
非暴力(アヒンサー)・不服従(サティアグラハ)の闘い
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インド独立の父と言われるガンディー
「偉大なる魂」という意味の「マハトマ」という称号をつけ、マハトマ・ガンディーと呼ばれることが多いようです。
インドのお札はみなガンディーの肖像がついています

ガンディーの功績を知れば知るほど、その闘いのすごさが伝わって来ます

ガンディーの略歴は、グジャラート州ポルバンダルで、ポルバンダルの長官であるカラムチャンド・ガンジーとその第4夫人プトリバの子として、生まれました。 ヒンドゥー教 徒の家庭に生まれ育ったガンジーは、19歳で ロンドン に行き、ロンドン大学のユニヴァーシティ・カレッジに入学し、弁護士となる勉強をします。卒業後、 1893年 には南アフリカで弁護士として開業し、南アフリカの人種差別法に対してインド人の法的権利を擁護する活動に従事しました。 と、Wikipediaにあります。
つまり、ヒンドゥー教では上位のカーストの家に生まれ・・だから大学で学ぶこともできたと言えます・・弁護士になって活動しました。弁護士活動の拠点は、アパルトヘイトで悪名高き南アフリカ。そこで、外国人に対する「指紋押捺強制」が人種差別であるということで、主にインド人の人権確立のために闘ったといいます。
現在、日本ではまだ外国人に対する「指紋押捺」を義務づけています。とすれば、ガンディーの闘いが1893年以降(南アフリカでの弁護士活動開始)のことですから、日本はガンディーより100年は遅れている・・ということになるのかもしれません。
これは情けないことかもしれませんね・・
第一次世界大戦で、イギリスは将来の独立を約束してイギリス兵としてのインド人の参戦を求め、多くが志願しました。が、その約束は破られました。ガンディーも、約束を信じて参戦していたので(負傷兵の輸送業務という)大きな失望を味わうことになります。そこで、ガンディーの独立運動が始まるのでした。
 ガンディーの独立運動で特徴的なのは、「非暴力(アヒンサー)、不服従(サティアグラハ)」を徹底したことです。その姿勢は、何度投獄されても変わりませんでした。そして、イギリスの綿製品の使用をやめ、自ら糸を紡ぎ、粗末な布を織って身にまとおう。イギリスに禁止され、作れなかったインドの塩を、イギリスの塩を買わず、自分たちで塩を作ろう・・という運動などがそれにあたります。
前者は、その糸紬の車が独立運動の象徴として、長く伝えられることとなり。後者は、塩の行進として語り継がれることとなりました。
つまり、インドに昔からある自分たちの文化を大事にしながら、民族としての誇りを取り戻し、独立を目指す運動へと高めていったのです。
インドはかつて、世界一の綿織物生産地で、その手工業による「インド綿」の独特の風合いは今でも人気があります。しかし、産業革命を達成し、工業製品の綿織物を売りたいイギリスは、インドの綿織物の職人を集め、手首を切り落とす・・という暴挙をはたらいたのです。その結果、インドの綿織物は一時的に衰退し、イギリスの綿織物が売れるようになりました。
インドはかつて、日本と同じ製法の塩作りが盛んでしたが、イギリスが塩を独占し、インド人の製塩を禁止しました。しかも、インドに対して塩税をかけ、しかも当初価格の2000%にまで達したといいます。だから塩を造ろう・・と、海岸を目指して歩く「塩の行進」が始まるのです。
 同時に彼は、不可触民・・カーストの最下層の人々への差別をやめる運動。宗教融和策といって、宗教間の争いをやめさせる運動を、展開していたといいます。
 この、非暴力、不服従の運動は、アメリカのキング牧師、ミャンマーのスーチー女史に引き継がれたと言われます。
暴力による抵抗は暴力の連鎖を生むだけです。
非暴力という戦い方のすごさがわかる気がしますね。

ガンディーの運動に学び、世界から暴力を廃絶したいものです。

# by kitanomizube | 2005-02-01 16:55 | 社会
 
北の水辺から、初の独り言
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北の水辺に住み、前を流れる清流の川面を見つめ、また木立の中から青空を、そして星を見つめながら想ったことをとりとめもなく書いていきたいと思っています。

北の水辺を取り巻く状況

日本の北、北海道に住み、北海道しか知らなければ、マスコミや北海道を売り込む宣伝文句に騙され、自然豊かな北海道・・・と、信じるのは仕方のないことかもしれません。
確かに、他の都府県に行く機会があると、隣町までの移動距離も短いこともあって、土地の隅々まで開発され尽くしているように感じます。振り返って北海道を見ると、自然は豊かに見えるし、確かに世界遺産登録を目指している「知床半島」や、北海道の屋根「大雪周辺」には自然も残されてはいます。
道央でも、支笏洞爺国立公園内は手つかずの自然が・・・と、観光バスや自家用車で走り、車窓から見える景色を見ると感じるかもしれません。しかし、支笏湖周辺の国有林・・多くは自然林ですが、明らかな人工林もあります。ヘリコプターなどで上空から見ると、千歳市から支笏湖までの間の国有林は、細かく区画整理され、人の手の入らない場所などないのだ・・と、思い知らされます。さすがに支笏湖周辺の山は険しく、そこまでは手も入っていないようですが・・・
しかし、世界遺産登録のために視察され、明らかになったように、彼の知床半島でさえ、100以上もの砂防ダムを抱え、そのうち50以上が魚類の遡上を妨げると、自然遺産登録を前に問題点を指摘されているのが現状です。
私の愛する水辺も同様です。
支笏湖から流れ出す唯一の河川「千歳川」は、支笏湖から流れ出してすぐに水流が姿を消します。隣接する水路にその全てを吸い込まれているからです。周囲の木々の葉が落ちる秋になると、周囲の斜面からわき出す細々とした水脈を集め、かすかな流れになっていることを確認できることはできますが・・・
水路の先は王子の発電所です。この川には大小4箇所のダムと発電所があり、その電力は、全て苫小牧の王子製紙へ送電されています。これらのダムにより、千歳川の水量は厳格に管理されており、洪水が起こる心配など千歳市の市街地から上流ではないと言っても良いでしょう。
ダムの下流、千歳市街地までは護岸も少なく、あるいは、目立たなく、自然河川の様相を色濃く残しています。しかし、近年、その必要性を疑問視されるサイクリングロードの複線化工事などにより、グロテスクで大規模な護岸が出現し、ヤマセミなどのえさ場が奪われています。
更に、南長沼用水の頭首口建設のために、千歳市指定の重要保安林の指定まで解除して、大規模な可動堰を造ろうという計画が進行しています。現在すでにある頭首口が老朽化したため新設するのだそうです。現在の物も、遡上するサケなどには十分厳しい堰堤ですが、周囲の景観はかろうじて最低限のレベルで保全されているのです。しかし、可動堰となるとそうはいきません。堰の上流、下流それぞれ数百メートルにわたって護岸工事もされ、川は直線化もされるのです。
いったい、これは、必要な工事なのでしょうか?
四国へ行ってみて驚きました。徳島県や高知県の川は、有名な四万十川も含めて、河口に至るまで水の濁りが少ないのです。川で遊ぶ風景も日常の物だし、「カワガキ」も健在です。
振り返って北海道の川を見ると、どこの川へ出かけても、中流からはドロドロの濁った川となります。例外は、あまりの急流で土砂の堆積の少ない「歴船川」など数少ないでしょう・・・
千歳川も例外ではありません。千歳市街地より上流は、大雨の後でも濁りのない流れですが、市街地をすぎ、周辺の川が合流すると、あっという間にドロドロの川になります。この差はどこからくるのでしょうか?
四国の川は護岸工事が少ないように感じました。だから、自然の地形で川遊びもできます。川も自然の摂理に従って、浸食も堆積もできるのでしょう。だが、北海道の川は直線化、三面張りで、まるで排水路のような川が少なくありません。彼の有名なカヌーイストあこがれと言われる釧路川でさえ、30〜40年前の自然な面影は今やありません。かろうじて最上流部と、釧路湿原周辺に、その面影を残すだけです。
周囲の土地の開発も影響しているでしょう。周辺に森林がなく、畑とゴルフ場ばかりでは、雨が降ればあっという間に増水し、表土が流れ込むのは当然といえます。水田ならそれをやわらげる働きもあるのでしょうが、全国一きつい減反政策の中では、それもできなくなっています。

いったい、知床の川に、必要なダムはいくつあるのでしょうか?
下流に集落があり、水害を防止する役目のダムもあるのでしょう。しかし、誰一人住むことなく、その自然が豊かだから世界遺産登録を目指している半島に、魚類の遡上を妨げ、自然に暮らす生き物たちの生態を変えるほどのダムが必要なのでしょうか?

バブル以降の不況の中、借金を増やし続ける政策をやめ、止まらない・・と言われる公共事業で無駄な物を造らず、せめて今残っている自然だけでも後生に残すことはできないのでしょうか?

# by kitanomizube | 2005-01-31 06:05 | 環境


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