北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
四六協定破棄

道教委が四六協定破棄を正式に通告したらしい
北海道新聞の記事から

〜〜〜ここから〜〜〜
四六協定破棄を道教委正式提示 北教組反発(04/29 07:19)
 道教委は二十八日、教職員の勤務条件について北教組と一九七一年(昭和四十六年)に締結した「四六協定」の破棄を組合側に正式に提示した。都道府県教委の中で唯一、文部科学省が「不適切」と指摘する教職員組合との協定が消滅する可能性が強まった。
 同日記者会見した道教委の白髭(しらひげ)俊穂教育次長は「協定は既に実質的効力を失っている。条例改正を機に清算したい」と説明。一方、北教組の小関顕太郎書記長は「教職員の超過勤務対策を示さず、(その歯止め策の)協定破棄は一方的だ」と反発。労使交渉で撤回、再考を求める考えを明らかにした。
 道教委は同日、四六協定と同趣旨の協定を締結している道高教組にも破棄を提示した。
 四六協定は、法改正で教職員の時間外手当を廃止し、本給の4%の教職調整額一律支給にした際に、時間外勤務に一定の歯止めをかけるために結んだ。
 二〇〇一年に道教委は文科省から「違法性が高い」と指摘された一部項目と覚書を破棄。それ以降、協定は事実上形骸(けいがい)化している。
 今回は、管理職が教職員に時間外勤務を命じられる条件を国の基準よりも狭く限定している項目を破棄し、それに連動している道条例を改正する目的。他の項目は空文化しているため、全面破棄を提示した。
〜〜〜ここまで〜〜〜

まあ実質的な力はなくなっているにしても、労使間交渉で締結したものを一方的に破棄できてしまう辺りが、この国の終わりだと思う
教員の勤務実態は、意外に知られていないだろうから
以前も書いた>ここ

協定破棄は、労基法違反ではないのか?

それよりも何よりも、時間外勤務手当がない
その代わりに、一定の超過勤務に歯止めをかけるために結ばれた協定だ
破棄するなら、時間外勤務を実質的に減らす具体策の提示が必要だろう
例えば、部活動を社会体育に移行し、顧問ではなく地域のコーチが面倒を見るとか
〜そのコーチには当然、金銭的報酬を与える〜
例えば、教員の人員を増やし、準備等に携わる時間の確保をするとか
例えばアメリカの例のように、教師は授業、生徒指導はカウンセラー的な人員配置をして役割分担するとか
実際に効力のある改善策の提示なしに、一方的に破棄は許されるのだろうか??
まあ、これが日本の現状だが・・・

公務員は争議権も剥奪されている
ILOは、全ての公務員に当てはめるのは無理があるので是正せよと言う勧告を出しているはずだが・・
これについても、争議権を剥奪する替わりに人事委員会の勧告制度がある
が、北海道は10年以上の長きにわたって、人事院勧告は無視で、独自削減を続けている
人事院勧告制度を無視するのは、法令違反ではないのか?
しかし、まかり通ってしまうのが日本の現状だ
人事院勧告を無視するのであれば、争議権を剥奪する根拠がない
争議権を公務員に回復すべきである
それでなければ憲法違反だ
何故なら、憲法で認められている労働三権の一つだからだ

この三日間だけで、休日の家庭訪問
夜間の家庭訪問、教育相談・・

命じられたわけではない
でも、目の前の子どものために必要だと思えば、時間ではない
四六が生きていても、実体はこうである
権利が守られていて、でも、自分の自由意思で行うのが教員という人種(と、思う)
でも、権利を守られない状態で、闇雲に働けと言われるのには正直反発しか感じない
実質はやっている
でも、「そんなことを言うのなら、やってられないわ」と、なっていく人間も数多いだろう
そして、確実にそう言う人間は増えている
その行き着く先は、事務的に時間内だけこなし、あとはやらない・・という職員室ではないか?
面倒なことには、なるべく関わらないようにする
部活動はやらない
生徒指導の大変な学校には行きたがらない
担任はやりたがらない
どんどん、そういう教師が増えていくだろう
だって、給料は変わらないのだから

これを恐れての人事考課制度・・免許更新制なのだろうけど
その査定をする人々(管理職)が、目先の仕事に追われ、教員の実体を正しく判断できていないのが実体ではないか?
そうなると、坊っちゃんの赤シャツ、野だいこの世界である
仕事はしていなくても、したように振る舞う
誰かに命じてやらせても、自分がやったかのように宣伝する
自分のテリトリーを守るために、人事に口を出して自分の周りを固めようとする
自分に関わる部分での不祥事は隠そうとするが、他の不祥事は責め立てる・・
こんな風になったら、職員室は終わりである
子どもたちは観察力が鋭いものだ
教員の分裂なんて素早く見抜く
そして弱いところから崩しにかかる
こうして荒れた学校が出来上がる
教師は1人で子どもを育てられるものではない
少なくとも学年の教師団はチームだ
そのチームワークで子どもたちを育てる努力をする
嫌な職員室はチームワークを破壊する
そして、その原因を作るきっかけの一つになるのが、労働条件ではないか?
組合では、これを組織分断・・というが、正にそう言う実体を作る元凶になりそうな気がする

もっと、ゆとりを持って、お互いに優しく、厳しく、仕事が出来る職場を作るためにも
労働者を守る法律ぐらい、為政者は守ってほしいものだ

by kitanomizube | 2008-04-29 09:58 | 政治 | Trackback | Comments(2)
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Commented by wisdom96 at 2008-04-29 22:49
そうなんですよね・・・関係なしにやってしまうのですよ。
でも、そうやってこなかった人たちが、我々を評価する立場になってるんだよね〜どんどん。
さっさと帰ってパチンコ、GWの間の日に年休、会議中爆睡、生徒指導放棄・・・そんなことしてた人たちばかり管理職になってない?まあ、子どもらに接する機会が減るというのは良いことなのですが・・・何で教員になったのかわからないような連中ばかり管理職になっている気がしています。今まではそんなのどうでも良いと思っていましたが、今度は評価されるからね〜関係ないのか?
Commented by kitanomizube at 2008-04-30 06:25
おはようございます
確かに、ろくな人物が・・・・ですね(^_^;)
ちゃんとした人になってほしいです
そのろくでもない人たちは、余裕が出来てもやっぱり、ろくでもないんですかね・・でしょうね(×_×;)
ただ、どっちにもなりそうな人々がきっと、一番多い
としたら、その人達のモチベーションが上がるような職場環境は必要ですよね
労働条件は、そういうものの中でも最も重要なものだと思うのですが・・・
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