北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
海草からバイオエタノール

水産庁が、新年度から海草からバイオエタノールを生産する技術の開発に乗り出すという
北海道新聞の記事から

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海藻からバイオエタノール燃料を生産 水産庁が新年度に開発計画(03/16 11:03)
 水産庁は新年度から、石油代替燃料のバイオエタノールを海藻から生産する技術の開発に取り組む。世界的なバイオエタノールブームでトウモロコシの需要が急増、飼料価格高騰を招くなどの悪影響も出ているが、未利用の海藻資源を使えば、こうした影響を避けられる。日本は海藻資源が豊富で養殖も容易。五年間で独自の量産技術を確立し、環境に貢献する狙いだ。
 水産庁は主に道内で採取されるコンブの残さなど食用にならない海藻の活用を想定。海藻中の有機酸などを酵母でアルコール発酵させる技術の開発を目指す。ウニなど海藻を食べる生物が持つ酵素で有機酸を分解して発酵を促す実験や発酵に適した酵母の選定を行う。短期間で大量養殖できる種類の海藻も探す。初年度予算は関連事業と合わせ六千万円。
 二〇一三年度以降の実用段階では、養殖を主体に漁業者らが原料生産にかかわる事業の枠組みを想定。年間一万六千トン(湿潤重量)のコンブの残さ、コンブの生育を促すために駆除する雑海藻の利用も検討する。
 財団法人東京水産振興会の試算では、海藻養殖で国内の年間ガソリン使用量の一割弱に当たる約五百万キロリットルのバイオエタノールを生産できるという。
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間伐材や産廃の木材からもバイオエタノールを生産する試みが行われているが、海草も、新たに採るのではなく、昆布の残渣や、昆布生育のために駆除される雑海草が利用されるという。この辺が、日本のバイオエタノール生産の諸外国と違うところ
食料のトウモロコシやサトウキビを転用して、砂糖や穀物の価格高騰を招いているのとは対照的だ。
昆布だけでもガソリン使用量の10%近く生産できるというから、実用化されれば期待できる。
問題は温暖化による水温上昇で、今まで昆布が撮れていた海域で昆布の不作が見られ始めていることか・・・

by kitanomizube | 2008-03-17 23:41 | 環境
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