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佐田行革担当相辞任。
理由は多額の資金が使途不明だからだ。
最初は借りてもいない事務所の光熱費だった。10年間で7840万円。
読売新聞から
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佐田行革相の政治団体、借りてない事務所へ7千万支出
佐田玄一郎・行政改革相(群馬1区)の政治団体「佐田玄一郎政治研究会」が1990年〜2000年まで、実際には不動産賃借契約を結んでいない「事務所」について、事務所費や光熱費などの支出を計上した政治資金収支報告書を国に提出していたことが分かった。
収支報告書によると、この間の経費は約7840万円に上っている。
官報などによると、研究会は90年8月に設立届を提出。90〜94年11月は東京都豊島区南池袋のビルに、それ以降は同区池袋のビルに事務所を置いたとしている。しかし、両ビルを所有、管理する会社はそれぞれ、「政治団体との賃貸契約は交わしたことはない」などとしている。研究会は今年10月30日付で解散届を出している。
南池袋のビルには94年9月まで、佐田行革相の実父が経営していた佐田建設(本社・前橋市)の東京支店が入居、現在は池袋のビルに移転している。
佐田行革相は26日午前の閣議後会見で、この問題について、「昨夜初めて知った。事実関係はわからない。調べるように指示した」などと述べた。
佐田行革相は、90年2月に初当選し、現在6期目。先の自民党総裁選で中堅議員の「安倍晋三さんを支える会」会長を務め、安倍内閣で初入閣を果たした。
(2006年12月26日13時34分 読売新聞)
〜〜ここまで〜〜
ところが、これだけでなく、活動もしていないのに活動資金を2億1300万円も使ったことになっているらしい・
中日新聞の記事から
〜〜ここから〜〜
活動費2億円も虚偽か
佐田行革相、きょうにも辞任
佐田玄一郎行政改革担当相の政治団体が架空の事務所経費約7800万円を政治資金収支報告書に虚偽記載していたとされる問題で、事務担当者(公設第一秘書)が27日までの共同通信の取材に「(団体には)活動実態がほとんどなかった」と証言した。
この団体は1990年の設立後、99年分までの10年間に政治活動費計約2億1300万円の支出を収支報告書に記載しているが、これも虚偽である疑いが浮上した。佐田氏はこれまで「地元に(事実関係を)調べさせている」としてきたが、行改担当相の辞任は避けられない見通しだ。
団体は「佐田玄一郎政治研究会」(東京都豊島区)で、11月に解散届を国に出している。
公設第一秘書の証言によると、佐田氏の選挙基盤は地元・群馬県のため、東京で同研究会が支援活動をするメリットはなかった。研究会には、活動実態はほとんどなく、有名無実化していたという。さらに「寄付の受け皿になっていたことは否定しない」と話した。
政治活動費は機関紙発行や行事開催など団体の活動に伴う支出で、収支報告書によると、同研究会は90−99年分として年間約4600万円−300万円の支出を記載。それ以降は収支ともにゼロとなっている。
関係者によると、研究会は佐田氏の実父が経営していた佐田建設(前橋市)の友好会社などでつくる協力会のメンバーらが90年、東京でも佐田氏を支援しようと設立した。
東京・永田町の議員会館に詰める政策秘書は「研究会の存在は知っていたが活動内容は知らない。議員は協力会メンバーと数回は会っているはずだ」としている。
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それなのに、与党には緊迫感がないらしい・・
まるで他人事・・
中川政調会長が首相に会っても話題にもならなかったらしい・・
朝日新聞から
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安倍内閣のもろさ露呈 佐田行革担当相辞任
2006年12月27日20時52分
相次ぐ不始末で安倍政権が学んだのは、とにかく火消しを急ぐことだった。佐田行革担当相の辞任劇。首相官邸は傷口を広げまいと「辞任ありき」で突っ走り、佐田氏を振るい落とした。与党はといえば、政権の一大事なのに知らん顔を決め込むばかり。首相が論功行賞重視で組み上げた「功名が辻内閣」は、そのもろさを一層あらわにしている。
「いずれにせよ党の話じゃない。イッツ・ノット・マイ・ビジネス(私には関係ない話だ)」
自民党幹部の一人は27日朝、佐田氏の問題についてこう言い放った。対応は官邸任せ、ということだ。
現職閣僚の辞任は、政権の屋台骨を揺るがす事態だ。ところが党内に緊迫感はなく、党本部は人影もまばら。党幹部も地元や海外旅行に向かったまま、ほとんど戻ってくることはなかった。中川秀直幹事長は、佐田氏の問題が表面化するという報告を受けたあとウィーンへ旅立った。
もともと党内には、ただちに進退問題に発展するという危機感が希薄だった。事実関係がはっきりしないこともあり、「進退の判断は年明けじゃないか。違法性はないんでしょ」と語っていた党幹部もいたほどだ。中川昭一政調会長は、問題が報じられた26日に安倍首相と別件で会ったが、佐田氏の話題にはならなかったという。
佐田氏の出身派閥・津島派にも、佐田氏を守ろうという機運はなかった。議員が集まることもなく、幹部の一人は27日朝、「佐田氏と話し合う予定はない。もう仕事納めだし、今年の仕事は終わり」と語ると地元へ。同じ津島派の片山虎之助参院幹事長は「やはり年を越さない方がよかったんでしょう。そういう自身の判断ではないか。ダメージになるが、やむを得ない」と述べた。
公明党も、佐田氏の件では立場を鮮明にすることはなかった。北側一雄幹事長は佐田氏の辞任表明後、記者団に「(安倍政権に)影響がないとは言えない。失った信頼、失ったかもしれない信頼を回復できるように、しっかり取り組んでいくことが大事だ」と語った。公明党幹部は「虚偽の記載をしたならば、議員辞職すべき話だ」と話す。
国会開会中なら野党からの追及は必至で、法案審議への影響は避けられない。その点、通常国会の開幕は1カ月後という時期に発覚したことも自民党の危機感を薄くしたようだ。ただ、民主党の小沢代表と菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長は27日夜の会談で「閣僚辞任で済む問題ではない」との考えで一致。議員辞職を求める構えでいる。
政治団体には実体があり、架空の支出もなかったが、会計処理に不適切な点があった——。佐田氏は会見でこう強調したが、その説明には疑問が残った。
まず、「佐田玄一郎政治研究会」について活動の実体があることを確認した、と述べたことだ。
政治資金収支報告書に記載されている所在地には、親族が経営していた企業の支店があるだけで、研究会としての賃貸契約はなかった。同社関係者らも「机もなく、常駐者がいたのも知らない」と証言している。
これについて、「会合でお借りしていた」としたが、光熱費などの事務所費を支出している根拠としては説得力を欠いている。
研究会が支出した事務所費や光熱費、政治活動費について、「群馬にある別の団体が支出した活動費などを研究会の支出として計上していた」と説明。不適切な会計処理だったと認めた。これは時効とはいえ、明確に政治資金規正法(虚偽記載)に抵触する行為だ。
05年の政治資金収支報告書によると、群馬県内には佐田氏の政治団体が六つあるが、具体的にどの団体からいくら付け替えたのかについては言及しなかった。
一番の疑問は、なぜ、支出をわざわざ付け替える必要があったのかという点だ。佐田氏の説明通りなら、この研究会からいったん、地元の政治団体に寄付したうえで支出さえしていれば、何の問題もなかったはずだ。
これについて佐田氏は「会計責任者が未熟だった。地元が大変だったので、資金が足りない団体の活動費を研究会に計上した」と説明しただけだった。
〜〜ここまで〜〜
政治資金はどこから出ているのか?
個人への政治資金の提供は「わいろ」だから禁じられているが、政党へするのは認められている・・のは良いのかねえ・・・
結局、何に使ったかわからないままだ。
こんなことで私腹を肥やしている人たちなんだ・・・どうせ
そこに法人税も払わない企業や銀行が献金をするって言うからふざけている。
結局、献金したらそれ以上の見返りがあるからだろう。
こんなこと、許していて良いのかな?
献金分、企業は消費者から余計に金をふんだくっているということだろう?
払っていない税金分かな・・
ところで、あまりみんな騒いでいないけど、与党も他人事らしいけど・・
政治資金についてはここに書いてあるけど・・
これ、虚位の報告が立証されたら、5年以下の禁固、100万円以下の罰金じゃあないの?
しかも公民権禁止だよ
禁固に書されている期間及びその後の5年間
まあ、罰金だけでも5年間は公民権停止・・
ということは議員やっていて良いの?
国民は、もっと怒らなきゃ!!
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by kitanomizube
| 2006-12-28 06:13
| 社会
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