北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
探求心は締め付けから生まれるか?
夜のニュース番組で、子どもたちの個性を伸ばし、様々な力をつけさせる教育の特集をしていた。

「堀川の奇跡」と呼ばれる、有名大学進学率の急上昇をもたらした、京都市立堀川高校の「探究科」
「人間探究科」と「自然探究科」に分かれ、あわせて4学級の規模らしい。
生徒の知的好奇心をくすぐり、探究させることで子どもたちの個性や力を伸ばそうという取り組みのようだ。
文科省のスーパーサイエンスハイスクールの指定も受けているらしい。
この取り組みは「奇跡」と表現されるような学力の向上をもたらしている。
現行の教育基本法と学習指導要領の元でである。
これは、どういうことなのかな・・・

現在参議院で審議が始まった「教育基本法改正案」は、愛国心を強要し、個よりも公を大事にしろと言うものだ。
個性を伸ばすより公に従えと言うことだ。
改正案が通れば、学校教育法も学習指導要領も当然変わるだろう。
なにせ、平成の教育勅語なのだから・・

そして、国家が全面に出たトップダウンで画一的な教育が始まるのだろう。
そして、少しでもはみ出たものは除かれるのだ

この改正、首相の言う「教育再生」からは、このような生き生きとした事例は生まれるのだろうか?
「イジメ」が社会問題になっているが、この改正が目指すところは、少しでも個性的なもの、国の方針に反するものは「非国民」というレッテルを貼って排除する、国家ぐるみの「イジメ」の始まりではないのか?

by kitanomizube | 2006-11-19 02:06 | 教育
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