北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
被爆61周忌
広島に原爆が投下されてから61年目の日を迎えた。
被爆者団体は3割が解散を懸念しているという。
被爆者が高齢化したことと、経済的理由である。
思えば日本は世界で唯一の被爆国として、この61年間に何をしてきたのだろうか?
核兵器の国際法上の不法性を問う国際司法裁判所での審判では、長崎、広島の各市長が核兵器の非人道性を訴えたにもかかわらず、政府代表は国際法違反とは言えない・・という意見を述べた。そして日本選出の判事を含む過半数が核兵器を国際法違反としない判決を下した。
日本のするべき事はこれだったのか?
核兵器の非人道性を、世界のどの国よりも知っている日本は、核廃絶を世界に訴え続ける61年であるべきではなかったか?
核不拡散条約を盾として、核開発を責められている国がある。同様の理由で難癖をつけられて戦争を仕掛けられ、今なお国内の政情が不安定な国もある。
これで良いのか?
核兵器を持つ国が、いつまでも持つことを許され、持たざる国が不安から新たに持とうとすると責められる不公平。
ここを正せるのは、唯一の被爆国日本ではなかったか?
核の被害を防ぐのは、核兵器の拡散を防ぐことではなく、核廃絶のみがその方策であることを、世界に問いかけてこなかったのは何故か?
このまま「教育改革政権」を掲げる人物が首相後継となったら、日本は改革されるのは教育にはとどまらないだろう。
中東が不安定さを増す現在、日本の進むべき道はこれで良いのか?
8月6日を迎え、あらためて思う。

by kitanomizube | 2006-08-06 09:36 | 国際
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