北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
萱野茂氏亡くなる
あまりのことに何を書こうか手が止まっていた。

萱野茂さんが亡くなった
お会いしたことはないが、アイヌ民族として初めて国会議員になり、アイヌ文化振興法の制定に尽力された方である。
国会議員になると、議員にしがみつき、選挙活動や議会活動も危ぶまれるほど高齢になってもやめない方もいるようだが(50過ぎても若手議員と言われる)萱野さんは、一期務めただけで退いた。「狩猟民族は足元の明るいうちに家に帰る」という名言を残して。
「旧土人保護法」という明治の法律を廃止し、「アイヌ文化振興法」制定に尽力されたことは記憶に新しいが、「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」と、私設の「アイヌ文化資料館」の収蔵品は、一人で収集されたものだと知り、あらためて敬意を表する。
地球規模での環境破壊が進む現在、アイヌ民族の教えは学ぶところが多い。
その伝承者の一人を失ったのは痛い。

by kitanomizube | 2006-05-09 06:17 | 社会
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