北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
これなかなか痛烈な皮肉

面白い映画を見た
「東京原発」

東京都知事が、東京に原発を誘致すると言い始めるところから始まる
日本で一番電力を浪費している都民が、地方の環境を破壊して平気でいていいのか?
というのが本音らしいが、
電源三法で入る交付金とか、地方交付税の優遇措置など、一般の国民は知らないような話がどんどん出てくる。
しまいに核燃料輸送のトラックが乗っ取られ、都庁へ向かってくる。
しかも爆弾が仕掛けられているという展開・・
ここでは、放射性物質の核燃料や、核廃棄物を積んだトラックが日常的に首都高や党名を走っている・・ということまで出てくる。

世界一無関心な都民に考えさせなければならないという話。
トラックが都庁前提の掲揚塔にぶつかって停止し、掲揚塔が形容されている日の丸ごと倒れてくるという皮肉の演出。
ブラックなユーモアがあふれているし、今までの原子力行政のひずみがよく分かる。

ただ、現実から言うと、東京は電源三法や周辺の政令により、原発を創ってはいけない地域に入っているので、実現することはない。
ここまで描いて欲しかったなあ・・
大都市周辺及び工業集積地には原発は造れないことになっている。
この基準から言うと、工業化のできない地方に押し付けろと言っているね・・

山口県の上関は工業集積地周辺にはいらないのだろうか??
機会があれば是非見てもらいたい
この映画は2004年に公開されているらしい。
当時としては素晴らしいね(^^)
DVDは、レンタルであるらしい。

by kitanomizube | 2014-03-06 06:44 | 環境
<< 期待以上でした(^^) 怪しい数字 >>


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