北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
ポリネシア人のルーツが縄文人?

京都大学大学院の片山教授は、「ポリネシア人のルーツであるラピタ人には、縄文人が関係している」と、考えているようだ
産経新聞の記事から

〜〜〜ここから〜〜〜
【日本人解剖】ルーツ 日本からポリネシアへ
3000年前の大航海に思いはせ
 「日本人とは何か」と突き詰めて考えていくと、「日本人はどこから来たのか」というルーツの問題に突き当たる。現生人類(ホモ・サピエンス)が日本列島で生活を始めたのは数万年前のことだが、そのころの祖先の特質がわれわれの体に受け継がれており、そのルーツがわかれば現代日本人への理解はさらに深まる。第3章ルーツ編では文字資料がない先史時代の歴史解読に挑む。最初のテーマはポリネシア。日本人の末裔(まつえい)かもしれない人々が住む南太平洋の島々に、人類が分布した歴史の一端を探る。(堀江政嗣)
謎に挑む航海
 トビウオが飛び交う水上に美しい虹がかかる。島影一つない南太平洋の広大な海原。京都大大学院の片山一道教授はフィジーからトンガに向かう船の甲板で、「ラピタ人」に思いをはせた。3000年以上前に同じ海域を帆船で渡ったと言われる人々だ。
 30代前半から61歳の現在まで一貫してポリネシア研究に取り組んできた人類学者にとって、ポリネシア人の祖先であるラピタ人は重要な研究対象である。ポリネシア人は、骨の形状や土器などの文化でアジアのモンゴロイドと類似している。ラピタ人のルーツが、中国南部や台湾など東アジアにあると考えられる所以(ゆえん)でもある。
 「ラピタ人のルーツには日本人の祖先である縄文人が関係している」
 片山教授の仮説である。太いまゆ、二重まぶたで立体的な顔立ちだった縄文人はラピタ人同様、高い航海技術を持つ漁労採集民族だった。そんな彼らが古代の大航海の出発点にいたのではないか、というのだ。
 しかし、謎も残る。海図もコンパスもない時代に総計数千〜数万キロもの航海が本当に可能だったのか。商船三井客船「にっぽん丸」の南洋クルーズ(5月8日〜6月15日)は片山教授にとって、そのヒントを得るものだった。ミクロネシアからフィジー、トンガ、サモアなどを経て、タヒチからハワイに北上し、日本に戻る航路で、ほぼラピタ人の航海そのまま。「ラピタ人がみた南太平洋の風景をこの目で確かめたい」。ラピタ人=東アジアルーツ説の確証を求めて乗船した片山教授に、記者も同行した。
厳しい環境
 「一見美しいが、ぶつかれば座礁する可能性もあり、非常に危険。環礁を避けることが船乗りの大切な仕事なんです」
 にっぽん丸のクルーズ・コンシェルジュ、内山勝美さんがそう説明したのは航海13日目の5月20日午後だった。船はフィジー沖・ラオ群島の海域を通過していた。広大な太平洋で島影の眺望を断続的に楽しめる、数少ない場所だが、航海する船には難所でもある。
 島々の周囲は環礁で囲まれている。環礁は岩やサンゴなどでできていて、座礁したらしい船のへさきが水面から突きだしている海域もある。今はGPS(全地球測位システム)で船の位置を常に把握し、レーダーで周辺の障害物を検知できるが、3000年前の航海は風と波、寒さ、飢えに加えて、この環礁との闘いでもあっただろう。
 「まさに命がけの旅。一握りの運がいい人たちだけが目的地にたどりついたんでしょうね」
 船内で片山教授のセミナーを受けた乗客の1人が感慨深げに言った。
 船から数キロ〜数十キロの距離を、低く細長い緑の島が点在する。3000年前の風景をイメージするのは簡単ではないが、文明から遮断された洋上のそれは今も大きく変わらないだろう。環礁の内側のエメラルドグリーンの海と緑の組み合わせはとにかく美しい。「海の彼方には何があるのか。未知へのあこがれのような気持ちが彼らを駆り立てたのではないか」。片山教授はラピタ人の心の内をそう推測した。
 ラオ群島の多くはフィジー政府の制限で、調査目的でも立ち入ることが難しいが、海岸線近くに住居らしきものが確認できる。航海の途中で立ち寄って永住したラピタ人の子孫だろうか。
 片山教授はフィジーの離島で長期間、島民と生活を共にしたことがあるが、食べ物が少なく、人々の生活ぶりは質素だったという。
 「1日1食がないこともあり、たまにまとまった食料が入ると供宴になる。そういう生活が続いて食いだめができる体質になった。現代ポリネシア人に肥満が多いのは近代以降、欧米流の1日3食の習慣が浸透したためです」
共通する航海能力
 航海を続けるうちに気がついたことがある。島が近づくにつれて、トビウオぐらいしか見えなかった海上に海鳥の類が姿を見せ始めるのだ。
 「ラピタ人は鳥だけでなく雲や海流、星の動きから船の位置を把握するなど海に対する知的能力が高かった。海上の移動や生活を自家薬籠中のものにしていた。そうした特殊能力が長距離の航海を可能にしたのだろう」と片山教授は話す。
 一方で、あまり知られていないが、縄文人も高い航海能力を持つ民族だった。伊豆大島や八丈島にも縄文時代の遺跡が残っており、縄文人が船を使って数百キロ沖の離島まで行き来していたことがわかっている。この事実はラピタ人=縄文ルーツ説を支える論拠の一つになっている。
 ラピタ人が使ったとされるカヌー型の船は、現代の客船の半分以下の速度と推測される。危険なだけでなく、今よりもはるかに長旅だったのだろう。
 「日本からの遠さを実感したが、海には彼らが参考にできた情報がたくさんあることが確認できた。航海は十分可能だと確信した」と言う片山教授は「この(航海の)追体験があるかないかで、今後の研究に大きな差が出る」とフィールドワークとしての意義を語った。
同じ星空の下で
 ラピタ人が航海の目印にしたと言われる南半球の星を見ようと深夜、甲板に出た。南半球では冬にさしかかる時期に当たり、水平線との境までいっぱいの星は、またたくというよりギラギラと光輝く感じで、闇に沈む海を明るく照らしていた。南十字星など有名な星座は簡単に見つかり、時折、流れ星が長い尾をひいて落ちた。
 ラピタ人はこの南十字星やオリオン座、スバルなどを頼りに東西南北を確認し、目標の島にたどりついたという。汚染が進んだ現代では想像もつかないが、手を伸ばせば届きそうなほど鮮明な星空を実際に見ると、困難ではあっても不可能ではないように思えた。
 3000年前、この星空を見上げた人々が縄文人の末裔とすれば、われわれ日本人と現代ポリネシアの人々は遠い親類のような関係ということになる。DNAや土器、人骨の年代分析など科学的な証拠はこの問いにどう答えるのか。次回以降、縄文人とラピタ人の関係をさらに掘り下げて探る。

 ■ラピタ人 ラピタ人は、優れた航海技術と独自の文様土器文化を持った古代民族。約3300年前にニューギニア北東部の島から東へ航海を始め、ポリネシアの島々に次々と植民した。
 基本的には漁猟採集民族だが、東南アジア原産のタロイモなど根菜類を栽培し、イヌ、ブタ、ニワトリを家畜として飼い、食料にもした。また植民した島々を往来し、盛んに交易も行っていたとみられる。
 ラピタ土器は線や円などの幾何学模様や人の顔などが装飾され、窯を使わず、600〜800度の低温で野焼きで焼かれた。時代が下るにつれて土器の文様が次第に単純化。ラピタ文化の衰退とともにラピタ人も消滅した。子孫を含めると、航海範囲は東はイースター島、北はハワイに至る広大なエリアに及び、「石器時代のバイキング」とも呼ばれる。
〜〜〜ここまで〜〜〜

ポリネシアに広がった人たちのルーツが縄文人だというのは面白い仮説。
その頃のラピタ土器が、釜を使わない野焼きで、幾何学模様が入っていたというのも面白い類似性
3300年前と言えば、日本は縄文時代。
三内丸山遺跡が繁栄していた時代より700年は後だから、けっこう新しい時代とも言える。
三内丸山で発見される黒曜石は北海道の白滝村産
これが遠くシベリアまで運ばれていたようだから、縄文時代もかなりの交易範囲があったことは予測できる

ただ、縄文人の身体的特徴が「暑い地方の気候に適応した身体」だと言うことを考えると、わざわざ日本から出発しなくても
日本へ渡ってきた縄文人と同じ祖先を持つ人々が、出発点にあるニューギニア島付近に住んでいて
古くは日本へ、そして3300年前にポリネシアへ・・とも考えられそうな・・・・(^_^;)
素人考えだね

アラスカに住むイヌイットの人々や、南北アメリカ大陸に住み着いた人々が、日本付近を通過したモンゴロイドであることを考えると、我々の祖先は新天地を求めて遠くまで旅をした冒険家だったのだと言うことがわかる。

日本が出発点であっても、到達点のひとつであっても、同じ祖先を持つ人々が遠い島々に住むというのはロマンを感じるね・・

ヒマラヤの奥地にも、荷物を背負うときに「どっこいしょ」という人々がいると聞く(^_^;)
中国から山を越えてきたという伝説を持つ人々だそうだ

やっぱり人類皆兄弟・・・○○財団は好きになれないが・・・
地球という、たったひとつの星の上、仲良く暮らす必要があるんだよね・・

by kitanomizube | 2007-07-03 05:33 | つぶやき | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kitanomizu.exblog.jp/tb/6427598
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 防衛相辞任、後任は小池百合子氏 内閣支持率28% >>


S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
コメントありがとうござい..
by kitanomizube at 06:59
48%まだあることに驚き..
by 箱だって紙だって at 18:56
コメントありがとうござい..
by kitanomizube at 15:22
災害お見舞い申し上げます..
by n-ono@zeus.eone at 07:23
岬めぐりさん、コメントあ..
by kitanomizube at 06:02
最新のトラックバック
錦織、フェデラー破る金星
from たまりんの気ままなPC日記
ベータ線熱傷の意味
from ペスカトーレ
360と430
from 日常から正方形に切り抜く
厚生労働省
from パソコン 勉強
厚生労働省
from 精進料理
お気に入りブログ
リンク
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク