北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
この判決が確定しても良いのか?

君が代の伴奏を拒否した女性教諭の敗訴が確定したという。

毎日新聞の記事から
〜〜ここから〜〜
君が代伴奏拒否:教諭の敗訴が確定 最高裁判決
 小学校の入学式で「君が代」のピアノ伴奏を求めた校長の職務命令を拒否して懲戒処分を受けた東京都の女性音楽教諭(53)が「伴奏命令は憲法が保障する思想・良心の自由を侵害する」として都教委による処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は27日、職務命令を合憲として原告側の上告を棄却する判決を言い渡した。
 教諭は東京都日野市の小学校に勤務していた99年4月、入学式で君が代のピアノ伴奏を求めた校長の職務命令を拒否。これを理由に戒告処分を受けた。
 1、2審は「公務員は全体の奉仕者で、思想・良心の自由も職務の公共性に由来する制約を受ける」と述べ職務命令を合憲と判断。戒告処分についても「社会通念上著しく妥当性を欠き、裁量権を乱用したとは認められない」と結論付けていた。【木戸哲】
毎日新聞 2007年2月27日 17時33分
〜〜ここまで〜〜
この国の司法は、上に行くほど政府よりの判決を出すが、この件では一審から三度とも全てだったようだ。
これで良いのだろうか?
この判決の事件があったのは1999年4月。君が代が国家とされたのは、同年8月のことである。
まだ法制化前のことでもある。
また、学習指導要領の法的拘束力に関しては、伝習館訴訟では拘束力ありとの判決だったが、より新しい昨年の北海道人事委員会では、大綱的基準とは言えず、法的拘束力が認められないとの裁決が出され、確定している。
特に北海道人事委員会裁決では、君が代斉唱、伴奏の強制は、思想良心の自由を侵害すると、はっきり裁決している。
この時期に、今回の判決は、人事委員会の採決を覆し、これから始まる卒業式、入学式に、「強制力」を持って臨むために、恣意的に出された判決・・と言うことだろう。
現政権と、それを支えている与党のやろうとしていることは、つまりはこういうことだ。
教育に徹底的に介入し、物を言えない世の中を作りたいのだろう。
暗い時代は近い。

by kitanomizube | 2007-02-27 21:05 | 政治
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