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どうも国なのか、再生会議なのかわからないが、子どもに対する罰則ばかり考えているような気がする。
日経新聞の記事から
〜〜ここから〜〜
掃除や居残りはOK、いじめ対策で体罰に基準・文科省
いじめ問題の深刻化などを受け、文部科学省は2日、問題行動を起こす子どもに対し、学校側がとりうる懲戒行為の基準をまとめた。放課後に罰として居残り勉強をさせたり、掃除当番を課すなどの指導は「体罰」には当たらず可能であることを明示。いじめの加害者らには、学校教育法に基づく「出席停止措置」を活用するよう求めた。同省が懲戒行為の基準を示すのは初めてで、週明けにも全国の教育委員会などに通知する。
いじめや暴力行為などの問題行動をする子への指導の強化を巡っては、教育再生会議(首相の諮問機関)が1月の第1次報告で、体罰の範囲などに関する通知などを2006年度中に見直すよう求めていた。
通知はこれを受けたもので、文科省は「何が体罰に当たるか判断が難しいこともあって教育現場が指導で萎縮しているとの指摘があり、基準を示す必要があると考えた」(銭谷真美初等中等教育局長)と説明している。 (23:08)
〜〜ここまで〜〜
これはつまり、対話で物事を解決してきたことのない人の発想ではないだろうか?
権威や権力、力を背景に言うことを聞かせる・・という力の支配の論理しか考えられないのではないか?
対象は子どもでも大人でも同じ事だ。
話をして納得して物事を進めるという方策をあまりにも無視していないか?
つまりは国会も話し合いなどしていないと言うことだ。
子どもは国の未来だ。
その子どもたちを「どう育てたい」のか、そんな論議は聞いたことがない。
「規範意識」とか「愛国心」を強制的に持てと言いたい・・というのは見えるが・・
子どもだって大人だって、話し合いをして納得すれば自ら動き出すだろう。
「勉強しなくちゃまずいな」と思えば、何も言わなくとも勉強する。
「この部分は責任持って働かなきゃ」と、思えば、何も言わずとも働くだろう。
なのに、強制と罰則だけが論じられるのは何故か?
どう育てたいのか・・・は論じず、ひたすら罰則だ。
「出席停止」を振りかざさなければ、子どもは言うことを聞かないとでも言うのか?
「居残り勉強」は罰則だったのか?
うちでは若い先生が、わからない子どもの要望に応えて一生懸命やっているが、あれは罰則か?
あまりに発想が貧困で情けなくなる。
文科省も、教育再生会議も、机上で論じていないで
どこでも良いから公立の小中学校に1年でも2年でも出向して
(天下りは得意だろうけどね・・・)
現場の実態、先生方の考え、本当は何に困っているのか・・ぐらい調べたらどうかな・・
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by kitanomizube
| 2007-02-03 12:25
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