北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
イザナギを超えた理由
現在の景気はイザナギを超えたらしい・・
全くその実感はないのだが・・・
給与は下げられ、公務員は民間より低水準になった・・と、人事院が認めているのに、勧告は「下げないで現行でよい」というものだそうだ。
公務員から争議権を剥奪した見返りが人事院であり、民間の給与に見合った額を勧告するのがその仕事ではないのか?
だとしたら、バブル期に民間並みに上げなかったのは職務の怠慢だろうし、現在、民間より低水準なら上げなければならないのではないのか?
今年は原油高から燃料費が異常な高騰を示している。北海道では死活問題だ。
しかし、その差額を埋める勧告が出されないのは何故か?
また、民間では正社員を減らし、臨時雇用で人件費を削減し利益を増やしてきたがその臨時雇用までサービス残業させられている実態が明らかになった
http://www.asahi.com/business/update/1015/003.html?ref=rss
正社員の男性の58%が月平均28時間、女性の44%が15時間、パートの独身女性の40%が10時間、パートの主婦の32%が8時間だそうだ。
ただ働きをさせて、企業は業績を回復していると言うことだ。

一方、その企業への優遇策が明らかになった
http://www.asahi.com/business/update/1015/001.html?ref=rss
なんと、史上空前の利益を上げている大手の銀行が、法人税を納めていないのだ。
過去の不良債権処理で赤字になった分を、税務上の繰越欠損金として処理できるためだという。しかも7年もの間繰り越せるのだ!

これでいざなぎを超えた・・と言っても庶民には実感がなく、生活が苦しい訳の一端は理解できた。
一部の企業のみを優遇し、大多数の国民から搾り取ることで格差の拡大を図った結果だということだ。
消費税値上げ論議の行方が話題になっている。首相は参院選後まで逃げるつもりらしい。論議したら上げることになるからだそうだ。
しかし、本当に上げる必要があるのか?
空前の利益を上げている企業から、しっかり法人税を取れば良いことではないのか?
それなのに、更に法人減税の話まである
消費税の創設も、法人減税の見返りだったという話は有名である。
税金は必要である。しかし、公平な負担もまた必要だろう。
国民に負担を強いて企業や金持ちを優遇する、格差拡大政策をこれ以上国民は支持するというのか?
思考停止もいい加減にしないと・・・・気付いたときには遅いのだが・・・

by kitanomizube | 2006-10-16 05:31 | 社会
<< この国の農政の実態 こういう人が・・・ >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
お気に入りブログ
リンク
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク