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昨日の正午ごろ、千歳市向陽台でヒグマに襲われたという情報があった。
またヒグマが「出た」のか・・と、思ったのだが・・・
朝日新聞NHKNewswebの記事から
~~~~~~ここから~~~~~~~
キノコ狩りの男性、ヒグマに襲われけが 北海道・千歳
2014年10月11日16時54分
11日午後0時10分ごろ、北海道千歳市藤の沢の雑木林で、同市の男性(59)から「キノコ狩り中にクマに襲われけがをした」と110番通報があった。男性は頭や足、腕などにけがをしており、約1時間半後に襲われた場所近くで道警千歳署員に保護された。男性は命に別条はないという。
千歳署によると、男性は11日午前、キノコ狩りのため1人で山に入り、ヒグマに襲われた。1頭だったという。署は、付近の林道を通行止めにして注意を呼びかけている。
~~~~~~ここまで~~~~~~~
という情報を読むと、なんだか住宅街に近い場所なのかと思ったのだが
千歳市HPに情報が乗っているので見てみると
どうも様子が違う
この地図の場所だとすると、住宅街からは、そうとう森のなかに入っている。
これはヒグマが「出た」のではなく、ヒグマのテリトリーに「出かけた」あるいは「入り込んだ」
しかも、相手が気づかないような歩き方をしてしまった・・と、考えるべき事故のようだ。
ヒグマは警戒心の強い動物と言われている。
人間に近づきたいとは考えていないとも言われている。
人間が近づいた時は、ヒグマのほうが身を隠して気付かれないようにするらしい。
でも、無警戒の時にバッタリ会ってしまったり、
小熊がいる場所に近づいてしまった場合は別だ。
母グマは必死で小熊を守ろうとするし、出会い頭は相手もパニックで防戦するからだ。
北海道は、特に千歳市周辺は、国有林が多く残されていて、太古からの生態系も、細々とながら残っている場所。
ヒグマの生息域は狭まれているとはいえ、その数少ない生息地の一つが支笏湖から千歳に繋がる森林地帯なおだから、
人間の・・と言うよりはヒグマの・・あるいは「キムンカムイ」の領域だと心しなければならない。
そんな気がする。
襲われた方は気の毒だが、命が助かったのは不幸中の幸いではないだろうか。
これで、亡くなって、しかも食べられたりすると、大きく情勢は変わると思う。
人間の肉の味を覚えたクマが誕生してしまうということだから。
今度は、無警戒で丸腰では弱い獲物が、沢山いる住宅街に出没することにも繋がるということだからだ。
ヒグマは絶滅危惧種。
なんとかお互いに共存できる環境を残し、共存できるような自然との接し方をしたいものだ。
何はともあれ、命が失われなかったことは良かった。
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by kitanomizube
| 2014-10-12 06:55
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