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この国はどこへ向かおうというのだろう?
一般会計予算が年度内成立は良いのだが・・
税収が43兆円しかない国が、何故95兆円の歳出を決定できるのだろう?
朝日新聞の記事から
~~~~~~ここから~~~~~~~
当初予算、3年ぶり年度内成立 一般会計総額95兆円超
大日向寛文2014年3月20日18時26分
2014年度予算は20日夕の参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。年度内成立は11年以来3年ぶり。3月20日の成立は、1999年と2000年の3月17日に次いで戦後3番目の早さとなる。一般会計の総額が過去最大の総額95兆8823億円。
過去最大の95・9兆円にのぼる2014年度予算が20日、戦後3番目の早さでスピード成立した。公共事業などをふくらませて消費増税後の景気を下支えし、政権への支持を固めるねらいがある。その余勢を駆って政権がめざすのは、集団的自衛権行使の容認だ。
14年度当初予算の総額は過去最大の95・9兆円。2月に成立した5・5兆円の13年度補正予算と合わせた100兆円超の予算は、4月の消費増税後の景気を支えようと、公共事業にもたっぷりお金を積んでいるのが特徴だ。ところが、そのお金が全国の工事にゆがみをもたらしている。
紀伊半島の南端に近い和歌山県那智勝浦町。たびたびの台風災害に加え、南海トラフ巨大地震が起きれば15メートルを超す津波に襲われる恐れもあるため、防災が最優先課題だ。しかし昨年末、津波の時に住民が高台に逃げる避難路をつくる工事2件(事業費は計約200万円)を町が発注しようとしたところ、人手不足で請け負う業者が見つからなかった。うち1件は来年度に先送りされた。
和歌山県が発注する工事では今年1月、入札不調に終わった工事が全体の3割に達した。目立つのは、台風で壊れた堤防や道路を直すといった小規模な工事。「山奥などで作業が難しくもうけが少ない」(地元の建設会社社長)からだ。
民主党政権から自民党政権に代わり、和歌山県内では国道バイパスなどの大型工事につく予算は一気に増えた。もともと建設業者が減っていたので、もうけが大きい大型工事に業者が集中し、その他の工事の担い手が足りなくなっている。
三重県では、女子レスリング、吉田沙保里選手の五輪3連覇を祈念した屋内スポーツ施設「サオリーナ」(事業費84億円)も2回の入札で業者が決まらず、工期が1年延びた。被災地3県では巨大防潮堤などの計画が進む一方、今年度の入札不調の割合は2~3割に達し、きめ細かな復興の遅れを招いている。
民主党政権だった11年度の公共事業費(当初と補正予算の合計)は5・3兆円だったが、安倍政権は12年度で7兆円に増やした。13年度も6・3兆円と、11年度より1兆円多くした。
一方で、高齢化やこれまでの公共事業の削減で、技能を持つ建設労働者数はこの15年で3割減った。いきなり巨額の予算を積んでも、消化できないのが実情だ。そこに今年度補正と合わせて、新たに約7兆円の公共事業が執行されようとしている。だが、業者側も一時的な景気対策とわかっており、「解雇したくないので人を雇えない」(和歌山県の建設会社社長)。
政府は、公共事業の賃金水準(労務単価)を上げたり、予算執行の数値目標を設けたりして、予算消化に懸命だ。暮らしに役立つインフラをなるべく安くつくる、という本来の議論は置き去りにされている。(大日向寛文)
~~~~~~ここまで~~~~~~~
債務残高が1000兆円というのに、一般企業なら支出削減を厳しくされるところのはずだが・・
何故か公務員給与だけは下げろというが、公共事業は4割増しだ。
昨年のナンチャラミクス以降、公共事業が急に増えた影響で、東北の復興事業や防災対策事業が入札不調に陥っている。
儲けの大きい事業に企業が集中し、人員が不足しているからだそうだ。
先の見通しも計画性もないという証明ではないのか?
しかも1000兆円の国債発行残高・・これって返すつもりあるの?
というレベルだろう・・GDPの2倍以上と言われている。
来月から消費税アップで、国内消費は冷え込むだろう。
賃金は下げられ続けているのだから・・
輸出関連なのか大企業はベアという話もあるが、少なくとも北海道は中小が多いので、厳しさが増すという話しか聞こえてこない。
首相はにこやかに挨拶しているが、いつまで続けるつもりかね・・
輸出するものがないから武器でも・・は、本末転倒だからな・・
そういう展開にはさせたくない。
本気で戦争をすることで、様々な金の問題を解決しようと企んでいるのではないだろうね・・
そうすることで、この国の若者の命が失われるのなら、この国の未来を浪費することと同じだからね・・
どうも経済だけで回っている世の中は、危険だと感じてしまうね。
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by kitanomizube
| 2014-03-21 23:50
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