北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
強まる介入

琉球新報が、竹富町への文科省の教科書採択是正要求について社説に書いている
琉球新報の記事から

~~~~~~ここから~~~~~~~
文科相是正要求 道理ゆがめる「恫喝」だ 不当な政治介入を撤回せよ
2014年3月15日

 八重山教科書問題で下村博文文部科学相が竹富町教育委員会への是正要求を強行した。 手続き上、是正要求の後は違法確認訴訟しかない。下村氏は「法治国家として行使はあり得る」とその可能性もちらつかせる。小さな自治体にとり訴訟費用の負担は重い。訴訟に耐えられないと見越した上での「恫喝(どうかつ)」であろう。
 国が個人の活動を民事訴訟で訴え、表現を萎縮させようとする「スラップ訴訟」にも似た発想だ。特定の政治思想の意向に従わない自治体を、強引に押さえつけ、屈服させようという意図がにじんでいる。道理をゆがめる「恫喝」は、断じて容認できない。

不審な経過

 そもそも竹富町教委の行為は正当な教育行政だ。それをあたかも違法であるかのように政府は印象操作している。
 経過を振り返る。石垣・竹富・与那国3市町の教科書を話し合う八重山採択地区協議会会長の玉津博克石垣市教育長は2011年6月、教科書調査員を独断で選任できるよう規約を改正しようとして反対された。役員会で選任することになったが、玉津氏は役員会を開くことなく独断で委嘱した。
 その調査員も、報告書では、保守色の極めて強い育鵬社版の中学・公民の教科書について「文中に沖縄の米軍基地に関する記述がない」などと難点を指摘。複数を推薦した中に育鵬社版は入れていなかった。
 だが同年8月23日の採択地区協議会は、玉津氏の主導で育鵬社版を選ぶよう答申した。しかし竹富町教委は8月27日、選考過程における前述の不審な点を挙げ、育鵬社版でなく東京書籍版を選んだ。
 一方、石垣・与那国2市町教委は育鵬社版を選定。3市町教委は8月31日に採択地区協議会を開き、再協議したが、決裂した。
 9月8日、今度は3市町教育委員全員で協議し、多数決で東京書籍版を選んだ。だが文科省は「全員協議はどこにも規約がない」と、この選定を無効とした。
 規約の有無を言うなら、玉津氏の調査員選任も規約にない手法だった。その点は問わないのか。
 政府は同年11月、「自ら教科書を購入して生徒に無償で給与することは、無償措置法でも禁止されるものではない」との答弁書を閣議決定している。竹富町教委の行為は合法だと閣議で決めたのだ。それが自民党に政権交代した途端、違法になるというのか。

 明らかな不公平

 そもそも無償措置法は協議を経て同一の教科書を採択するよう求めている。前述のように8月31日の再協議は決裂した。協議が整っていない以上、3市町のどちらも無償措置法に適合するとは言い難い。金井利之東大教授は「是正要求を出すなら3市町を対象とすべきで、竹富のみとするのは明らかに不公平だ」と指摘する。
 竹富町教委が配布した教科書はもちろん教科書検定を通っている。下村氏の強硬な態度をみると、あたかも検定を通らない違法な教科書を配布したかのようだ。
 竹富町の教育現場では過去2年、問題は起きていない。仲村守和元県教育長によると、問題行動は皆無で学力は県内トップ級、科目によっては全国一の県をも凌駕(りょうが)する。静穏に教育が行える環境ができているのだ。子どもたちに無用な混乱をもたらしているのはむしろ文科省の方ではないか。
 今回の是正要求は地方教育行政法(地教行法)に基づくものではなく、地方自治法に基づく。
 地教行法適用は「児童生徒の教育を受ける権利が侵害されている」場合に限られる。竹富では検定に通った教科書が無償で配られているのだから、何ら権利は侵害されていない。適用できないから、ハードルの低い地方自治法を使うという発想だ。是正要求自体が目的化している。
 教科書問題の解決より国の権限誇示が動機なのだろう。教育への不当な政治介入は撤回すべきだ。
~~~~~~ここまで~~~~~~~

一般的な報道では、竹富町が三町合同の採択委員会の採択を拒否したことだけが取り上げられて報道されているが、
これを読むと、そもそもが、採択委員の専任から不透明な動きがあったため、教育長が拒否していることがわかる。
何故、不透明な採択委員の専任をしたのか・・という、肝心な部分は大新聞は取り上げない。
これがファシズムの第一段階か・・と感じるのは私だけか?
何かを規制されているわけではないが、政府や行政が望んでいることを読んで、そのようにしようと自己規制する。
これがファシズムの広がりを進めているように思える。

また、最近の行政は、教育への介入を強めているとも感じる。
北海道では、北海道教育委員会や、各教育局の指導主事等が、個別の学校の卒業式に出かけて行っている。
これは、監視と捕らえられても仕方がない行為だろう。
前段として、日の丸や市町村旗のステージバックへの掲示の強要。
君が代斉唱の強要。
これは、小学校に指導主事が出かけ、君が代を教えている授業を見せろというもの。
これも、文科省はここまで要求してはいない。が、勝手に下が、どんどん進めてしまう・・という好例(^_^;)
国旗国歌法を制定した時、首相が「内面に立ち入って強制はしない」と言ったのは何だったのだろう?
「歌え」も「指導しているところを見せろ」も「卒業式に出席させろ」も強制ではないのか?
こういう強制が、自分に関係ない・・と考えていると、そのうち関係のあるところも強制されるようになる。
それが「茶色の朝」ファシズムだ。
それを推し進める現政権を、このまま暴走させていいのだろうか?
国民の正念場ではない

by kitanomizube | 2014-03-18 04:46 | 政治 | Trackback | Comments(0)
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