北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
自分たちの考えだけを・・

「はだしのゲン」を学校の図書室で貸し出し禁止に・・というニュースが流れた
毎日新聞の記事から

~~~~~~ここから~~~~~~~
はだしのゲン:松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」
毎日新聞 2013年08月16日 19時22分(最終更新 08月17日 00時37分)
 漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」について、「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていたことが分かった。児童生徒への貸し出し禁止も要請していた。出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場でのこうした措置は聞いたことがないという。
 ゲンは1973年に連載が始まり、87年に第1部が完結。原爆被害を伝える作品として教育現場で広く活用され、約20カ国語に翻訳されている。
 松江市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に出された。同12月、不採択とされたが市教委が内容を改めて確認。「首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。
 現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲン全10巻を保有しているが全て閉架措置が取られている。古川康徳・副教育長は「平和教育として非常に重要な教材。教員の指導で読んだり授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と話す。
 これに対し、汐文社の政門(まさかど)一芳社長は「原爆の悲惨さを子供に知ってもらいたいと描かれた作品。閉架で風化しないか心配だ。こんな悲しいことはない」と訴えている。
 「ゲン」を研究する京都精華大マンガ学部の吉村和真教授の話 作品が海外から注目されている中で市教委の判断は逆行している。ゲンは図書館や学校で初めて手にした人が多い。機会が失われる影響を考えてほしい。代わりにどんな方法で戦争や原爆の記憶を継承していくというのか。
 教育評論家の尾木直樹さんの話 ネット社会の子供たちはもっと多くの過激な情報に触れており、市教委の判断は時代錯誤。「過激なシーン」の影響を心配するなら、作品とは関係なく、情報を読み解く能力を教えるべきだ。ゲンは世界に発信され、戦争や平和、原爆について考えさせる作品として、残虐な場面も含め国際的な評価が定着している。
【宮川佐知子、山田奈緒】
~~~~~~ここまで~~~~~~~

あの漫画の好き嫌いは別として、こういう対応は何故なのだろうと思っていた。
はだしのゲンは、すでにスタンダード。
戦争や原爆の悲惨さを知らせようと描かれたものだ。
私は単純に好きな絵・・好みの問題です・・ではないので、あまり手にとっては来なかったが・・
もっと別な描写は・・と、探すほうだが・・
が、しかし、閉架とか貸出禁止という問題ではないだろう。
ナチスを賛美するような内容なら別だが・・

40年前に発表され、世界20カ国で翻訳されて親しまれている。
その漫画に、今さら何を言うのか?
それも市教委から・・
何か圧力なのかな・・と思っていたら、やはりそうらしい。
松江の話だが、市議会では、こんな話、市議会で採決すべき問題ではない・と、不採択にしている。

~~~~~~ここから~~~~~~~
 陳情第46号「松江市の小中学校の図書室から「はだしのゲン」の撤去を求めることについて」では、執行部から、追加の見解を聞いた後、質疑では、全10巻の漫画の中でいろいろ問題があるとも言われているがどのような問題かとの質疑に対しては、執行部より、1巻から4巻または5巻までが第1部というふうに言われているが、暴力的なシーンなど、やや過激と言われるものは後半部分が多いと感じている。陳情に添付された資料も10巻の部分であるとの答弁がありました。
 討論では、一委員から、当初の教育委員会の見解では、映画が文部省や全国PTA協議会の推薦を受けていたり、漫画が中四国の県庁所在市の小中学校の図書室に置いてあることから優良図書と考えているということであった。しかし、1巻から10巻までを見ると、時代ごとにだんだんとエスカレートして大変過激な文章や絵がこの漫画を占めている状況であり、第1部までとそれ以降のものが違うものということではなく、「はだしのゲン」という漫画そのものが、言い方は悪いが不良図書と捉えられると思う。当初の優良図書としての根本が崩れたということであれば、やはり教育委員会みずからが判断をし、適切な処置をするべきであろうと思うとの意見がありました。
 また、不採択とすべきものとして、一委員から、表現に若干過激な面もあるが、全体としては戦争の悲惨さ、あるいは平和のとうとさを訴えているものと思っている。1980年代から多くの図書館に置かれている状況であり、平和教育の参考書として捉えられている側面が非常に強いようである。そういう面から考えると、小中学校の図書室に置いてあってもおかしい話ではないし、図書室に置くことの是非について議会が判断することには疑問があるので不採択とすべきと考えるとの意見がありました。
 採決の結果、陳情第46号は挙手する者はなく不採択とすべきものと決しました。
~~~~~~ここまで~~~~~~~

上記市議会議事録にもあるように、映画が文科省や全国PTA協議会から推薦を受ける評価を確立してきたものだということ。
それを「優良図書としての根本が崩れた」というのは、それも過激な表現だから・・というのは「戦争体験の風化」以外の何物でもないだろう。

過激な表現だから、子どもたちに見せるべきではない・・・という考えは、一見まともに見える。
が、本当にまともなんだろうか?
そうやって見せてこなかったから、戦争の悲惨さを知らない子どもたちが増え、大人になり、歴史も知らないから隣国を貶めるような活動をして恥じない。戦争に対しても否定的な人が少なくなってきた。
しかし、戦争は格好いいものでも、きれいなものでもない。
ゲームの世界ではない。
戦争は、破壊と殺戮しかない。
戦争に正義はない。
何故、何の恨みもない人を、上官の命令だからといって殺さなければならないのか?
しかしそれが戦争だ。
誰かが行くだろう・・自分のことではない・・・でもない。
現政権がこのまま突き進めば、集団的自衛権、国防軍、徴兵・・
そして戦地行きを拒否したら死刑・・とまで言っている。
この考えを自分のこととして受け入れる覚悟があるのか?
なによりも、こういう国の選択を許していいのか?
この国は何度も書いてきたが、戦争はできない国だ。
戦争をしたら、日本には破滅しか残されていない。
そしてそれは世界の破滅でもある。
地震と津波で破滅の瀬戸際に追い込まれているのに、今何を始めるのか??
ということではないか?
敵国(そんな国が存在するならばだが)に、格好の標的を並べている国なのだから・・それも海岸沿いに・・
この国を破滅させるには軍隊すらいらない。
まずは、そういう認識を持つべきだ。
そして国際協調、とりわけこの国の存在するアジアに目を向け、協調することを考えるべきだろう。
宗主国の言いなりでは、宗主国のために、この国の未来(子どもたち、若者)を浪費させることになる。

さて、圧力はどこから?
なんと、まさかのZ特会らしい。
それも、そのことを誇っているらしい・・

祝〓ニュース速報
  中島康治と高知市から日本を考える会
  http://ameblo.jp/tinmiena/entry-11593746203.html

だそうだ

この人、ヤンキーも賛美している・・・
実像を知らないんだね・・・
なんにしても、どうしてこうまで、自分たちの考えだけを押し付けようとするんだろうね・・
実際に戦地に行って、敵の弾が飛んできて、仲間が死んで・・ゲンの世界のような過激な描写の世界に立って、初めて気づくのかな・・

by kitanomizube | 2013-08-17 06:15 | 政治 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kitanomizu.exblog.jp/tb/20630498
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 全てはこういうこと・・ これご機嫌かも・・ >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
コメントありがとうござい..
by kitanomizube at 06:59
48%まだあることに驚き..
by 箱だって紙だって at 18:56
コメントありがとうござい..
by kitanomizube at 15:22
災害お見舞い申し上げます..
by n-ono@zeus.eone at 07:23
岬めぐりさん、コメントあ..
by kitanomizube at 06:02
最新のトラックバック
錦織、フェデラー破る金星
from たまりんの気ままなPC日記
ベータ線熱傷の意味
from ペスカトーレ
360と430
from 日常から正方形に切り抜く
厚生労働省
from パソコン 勉強
厚生労働省
from 精進料理
お気に入りブログ
リンク
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク