北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
このうたは深い・・

「初心のうた」という信長貴富さんの組曲を聴いた
最初、一番最初の曲だけ聴いたのだが。。
「初心のうた」だ

歌詞が
「どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとり ひとり つきとめよう
まちや くにの しくみを
ころしや つくり かりたてる
くにと ひとの しくみを」
と歌う・・
最後が「アジアの かがみに うつる
わたしたちの みらいを」だ・・
2001年に依頼され、2002年の初演だというから、合唱曲の中では新しい方だと思う。
しかし、まさに旬の歌詞ではないかと愕然とした。
確かに1999年に国旗国歌法が制定されるなど、戦後の民主的な政治が変わり始めた時期にできた曲だ。
2001年は9.11が起き、GBがテロとの戦争を宣言した年だった
その戦争を即座に「支持する」と言ったのがJKだ。
戦後築き上げてきた平和国家の歩を、平和憲法の信用をまさに失おうとする時期に作られた曲だ。
「アジアの鏡に映る私たちの未来」は、帝国主義に駆り立てられた過去にたどった道ではないのか?
そう問いかけているように感じる。

2曲目は「自由さのために」
http://youtu.be/Ttfpft4d6rY
「酔い潰されるな・・」
「手ごわい敵である自己に耳傾けよう」と歌う意味は何か?
心地よい世界で思考停止になれば、いつの間にかいつか来た道をたどっているかもしれない・・
無関心になる、気付いても気付かないふりをして楽をしたくなる自分の、本当の声に耳を傾けろと言うことか・・

3曲目は「とむらいのあとは」
アカペラの曲だ。
http://youtu.be/2lI5LpzsLaY
「たおれたひとのたましいが
うたえなかったもの
ゆめみよう
銃よりひとを
しびれさす
ひきがね ひけなくなる
歌のこと」
そのままズバリではないか・・
この国が最後に行った無謀な戦争で倒れた人が歌いたかった・・
歌えなかった歌は何だっただろうか・・
引き金ひけなくなるような歌を歌いたいものだ・・

4曲目は「でなおすうた」
http://youtu.be/iZ39IhO6lCw
「あるものは野戦の地から
わたしたちは帰還した・・・
わたしたちは帰還した はずだった」
この国が最後に行った戦争が終わったとき
この国の国民は
野戦の地から
被爆の地から
疎開の地から
決意の死から
長かったツンドラから
軍靴の駆け足から
無理強いられた挙手の礼から
全くの無我夢中から
わたしたちは帰還した はずだった。。
今また、いつの間にか、そこへ向かっているのではないのか?
そう歌っている。

5曲目は「泉のうた」

1〜4曲が、この国の歩もうとしている道への警告だとしたら
この5曲目は、若い人たちに
この国の未来を作る、若い人たちに
希望を託していると感じる
「とおくまで 歩ける足が 
ひとり 歩ける足が
ひろい 道を つくりだす
踊れる おどれる 
ひろい道が あるといいな・・
ひそかに つぼみは 考える
どちらに むかおうかと 考える
おおきな 太陽が 夢を きめる
ひそかに つぼみは 感じてる
どこまでも 清水をもとめ
ひとり清水をもとめ
未来へ とおく はるばると
じぶんの じぶんの
泉を さがし 手にいれよう」

自分の意志で遠くまで歩ける自由
自分が信じる正しい道を歩く脚
1人歩けば細い踏み分け道ができる
仲間ができれば、いつしか道は広くなる
みんなが笑いながら踊れる(自由に不安なく生きられる)ぐらい広い道になれば素晴らしいだろう

この国の将来を創造する「つぼみたち」には真実の泉を求めて歩んでほしい。
自分たちの本当に求めていた「泉」を探して、手に入れることが、この国の国民が求める国を造ること・・
そう歌っているように感じる。

今日は2013年7月1日
今月は選挙も控える
今や様々な面でこの曲が作られたときに危惧されていたことが現実になろうとしている。
「アジアの鏡」には、この国はどう写っているのだろうか?
「この国を造るつぼみたち」には、太陽が導く真実の泉へ続く道を歩んでほしい。
そう切に願う。
木島始さん、そうですよね?





混声合唱とピアノのための「初心のうた」
木島始作詞 信長貴富作曲

「初心のうた」
どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとり ひとり つきとめよう
まちや くにの しくみを
ころしや つくり かりたてる
くにと ひとの しくみを
どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとつ ひとつ まきなおそう
まちや むらで はぐるまを
かくれた かぎを さがしあて
ゆめを うごかす はぐるまを
どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとり ひとり つきとめよう
わたしたちの みらいを
アジアの かがみに うつる
わたしたちの みらいを

「自由さのため」
酔いつぶされるな空のめまいに
海のめまいに泳ぎきる訓練で
筋肉が燃えこころ落着けば
肌の微風が芯までここちよい
独り飛び独り潜って
手ごわい敵である自己に耳傾けよう

「とむらいのあとは」
 たおれたひとのたましいが
 わたせなかったものかぞえよう
 めあきめくらにそらのいろ
 きわどいあいずかわす
 みちあんない(この部分は作曲にあたり省略されています)

たおれたひとのたましいが
うたえなかったもの
ゆめみよう
銃よりひとを
しびれさす
ひきがね ひけなくなる
歌のこと

「でなおすうた」
あるものは野戦の地から
わたしたちは帰還した
古墳の秘密を
解読する
ノートへ

あるものは被爆の地から
わたしたちは帰還した
毒で変質する
細胞とらえる
レンズへ

あるものは疎開の地から
わたしたちは帰還した
下宿の畳へ
古本の押し花へ
若すぎる遺書へ

決意の死から
生きのびかたへ
銃把から
ペン軸へ
冬から
春へ
長かった凍結地(ツンドラ)から
芽生えふく風へ

軍靴の駈足から
無理強いられた挙手の礼から
その全くの無我夢中から
尊敬の微笑みへ
知識のよろこばしい収得へ
そしてふたりの愛のむつまじさへ

わたしたちは帰還した はずだった

「泉のうた」
とおくまで 歩ける足が 
ひとり 歩ける足が
ひろい 道を つくりだす
踊れる おどれる 

ひろい道が あるといいな
ランランラン ランランラン
ひそかに つぼみは 考える
どちらに むかおうかと 考える
おおきな 太陽が 夢を きめる
ひそかに つぼみは 感じてる
ランランラン ランランラン
どこまでも 清水をもとめ
ひとり清水をもとめ
未来へ とおく はるばると
じぶんの じぶんの

泉を さがし 手にいれよう

by kitanomizube | 2013-07-01 06:12 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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