北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
これで良いのか?

ホームレスの老人が殺害されたという
田中龍作ジャーナルの記事から

〜〜〜〜〜〜ここから〜〜〜〜〜〜〜
ホームレス殺人事件と年収100万円社会
2013年4月24日 19:30
 東京上野公園で80歳の老ホームレスが絞殺されテントが燃えた事件で、警視庁はきょう無職の男(26歳)を殺人などの容疑で逮捕した。筆者は凶行の現場を訪ねた。
 木立を結ぶように警察の非常線が張られ、テントの残骸と黒こげになった家財道具が所在なく置かれたままだ。場所は上野東照宮の入り口すぐそば。こんもりと盛り上がった一角に5張りのテントが並び、5人のホームレス(野宿者)が暮らす。
 隣人の野宿者Aさん(56歳)によれば、殺された老野宿者は信心深く、毎朝小さな仏像を手に上野東照宮や近くの神社仏閣を自転車で回っていた、という。「みんなから“拝み屋さん”って呼ばれて親しまれていたよ」。Aさんは懐かしそうに話す。
 バブル崩壊前まで、野宿者は数えるほどだった。不景気が長引くと仕事を失った人が住居も失い、次々と路上に弾き出された。厚労省が初めて行った全国調査(2003年)で、野宿者は2万5,296人にも上った。
 建設現場の土方だったAさんは、公共事業の削減で仕事を失った。家賃を払えなくなり6年前から上野公園で暮らす。56歳なので福祉事務所に生活保護の申請に行っても「まだ働けるだろ」と冷たく追い返される。
 『ホームレスは仕事をしない怠け者』と見る向きがある。怠け者が1人もいないとは言い切れないが、これは大きな間違いだ。仕事をしたくても仕事がないのだ。
 Aさんのテントにはきれいに磨かれたヘルメットと長靴がきちんと揃えられていた。「人づてで仕事を紹介されるが、多くて月に3回。ない時は何か月もない」とあきらめ顔で話す。
 リーマンショックで派遣切りが吹き荒れた2008年の年末、墨田公園の炊き出しに青年(30代前半・男性)が並んでいた。学校を卒業して最初に就職した会社の労働条件があまりに酷かったため、会社を移ったらその会社が倒産した。
 派遣労働者になったが、長期契約の仕事がなくなり、日雇い派遣で働かざるをえなくなった。究極の「その日暮らし」である。年末に日雇いの仕事もなくなり所持金も底をついた。「ネットカフェの宿泊費もないので、地下街で寝ている」。青年は力なく語った。
 ユニクロの柳井正社長が朝日新聞のインタビューに「年収100万円も仕方がない。中間層がなくなるかもしれない」と話した。
 中間層が分厚ければ、社会は安定し治安も安定する。中間層がなくなれば、その逆だ。治安は悪化する。100万円の年収から食費を引けば、ワンルームの家賃も払えなくなる。単純に考えれば、多くの人が路上に弾き出される。
 中間層が薄くなり治安が悪化しているところに野宿者が増えれば、今回のような「ホームレス殺人事件」が頻繁に起きるようになるだろう。
〜〜〜〜〜〜ここまで〜〜〜〜〜〜〜

仕事がないのは彼らの責任ではない
年収100万円以下も、彼らの責任ではない
社会が悪いと言えるだろう
社会を壊したのは誰か・・
日本の長期政権が産業界の要求と宗主国の指示だけを聞いて労働流動化を進めた
そして、あの劇場政治の労働流動化がとどめを刺したんだろう

若者に仕事がない
あっても劣悪な労働環境
働いても年収100万円以下・・
なのに数十億も報酬を得る役員がいる
株主配当は上がったままだ
これが搾取の構図でなくてなんなのか?

若者が未来を描けない国に未来はあるのか?
年収が少ない
働きづめ
出逢いなどない
あっても結婚なんて夢
当然こどもはできない
人口の激減
税収減
所得が少ないのだから所得税も減
改憲で国防軍創設
戦地に行くのは若者だ
更に若者は減るだろう

日本は治安が良く
あの震災でも暴動も起きない・・・は、過去のものになるだろう
そういう良い面を、全てぶち壊す
それが搾取の構造だと言うことに国民は気付くべきだ

by kitanomizube | 2013-04-25 05:39 | 政治
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