北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
今こそ必要な時かも

1951年の今日1月24日、日教組の第18回中央委員会で
「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを決定した。

それから60余年が経過し、今ほど、この言葉が危機に瀕しているときはないだろう。

「愛国心」を強要する教育基本法改悪を行った安倍晋三が
内閣総理大臣を放り投げた安倍晋三が
再び返り咲いたばかりか、まるで戦前の軍国主義者の亡霊のように
憲法改正を叫び、それどころか、まだ国会論議も始まっていないのに
海外で憲法改正の発言をしている
また国防軍創設など、勇ましい

世界は軍縮の方向に動いている
冷戦も崩壊した
新たな対立関係はない
あるとしたら、新自由主義による苛烈な経済搾取に対する不満が、世界中で高まっていることだろう

今の世界で、他国に軍隊を差し向けて戦争を始めている国は、残念ながら「同盟国」だと言って憚らない米国だけである
その米国に追随することだけのこの国は、真の植民地と言えるだろう
あるいは、まだ戦後の占領政策が続いている
米国は、議会の追求もあり、自国の戦死者を減らしたい
今のところ、「警備会社」と呼ばれる傭兵組織に外注することで、見かけの戦死者を減らしているが
日本が集団的自衛権を容認すると言うことは、この米軍の傭兵の肩代わりをすると言うことだ
そして、今や世界中から標的にされている米国の標的の分け前にあずかると言うことだ
それが国民の望むことなのか?

今やnetを中心に、言論の右傾化が進んでいると言われる
一部の先鋭化した人たちだけなのかもしれないが・・
その言論に先導される国民も少なくないのかもしれない
しかし、立ち止まって冷静に考えてみよう
憲法改正も、国防軍創設も、それがこの国に必要なことなのかどうか
軍を創設すると言うことは、誰かが軍に入り、戦場に行くと言うことだ
戦場に行くと言うことは、殺し、殺されることに他ならない
その「誰か」が自分かもしれないと言うことに、思いが及んでいるのだろうか?
どんな勇ましい言説も、当事者意識がないものは空虚でしかない
彼の首相は、その当事者意識などない
自分も自分の家族も戦場に出る気などさらさらない
あるのは、戦争に付随して入ってくる利益への欲望だけだ
そんなことのために、未来を担う若者を戦場に送って良いと誰が言えるだろうか?

繰り返して言う
今が、戦後の日本で最もこの言葉が大切にされなければならない時期だ
「教え子を再び戦場へ送るな」

by kitanomizube | 2013-01-24 06:21 | 教育
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