北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
自分を守るためには

労組組織率が最低更新だそうだ
朝日新聞の記事から

〜〜〜〜〜〜ここから〜〜〜〜〜〜〜
労組組織率17.9%、最低更新 組合員数は989万人
 厚生労働省が18日発表した2012年の労働組合基礎調査によると、今年6月末時点の雇用者に占める労働組合員の割合(組織率)は17.9%で、前年同期より0.2ポイント下がった。組合員数は同0.7%減の989万2千人。いずれも過去最低だった。
 組合員数は、ピークだった1994年の1269万9千人から2割以上減った。厚労省の担当者は「製造業からサービス業へ、正規から非正規へと労働者が移り、もともと組織率が高い産業や雇用形態の人が減っているのが要因」と分析している。
 ただし、パートの組合員数は83万7千人で前年同期比で7.9%増えた。組織率は6.3%。東日本大震災の影響で昨年は推定できていないが、調査が始まった90年以降、増え続けている。
〜〜〜〜〜〜ここまで〜〜〜〜〜〜〜

日本の労働組合は、戦後GHQが導入した
財閥に搾取されている状況が軍国主義を招いたからだ
徹底的に日本の軍国主義を除去することが至上命令だったのだろう
だから日本の労組はアメリカ型だと言われる
アメリカから導入したからね
では本家のアメリカの労組は?
アメリカの労組は決して弱くない
GM破綻の原因とまで言われるほどだからだ
そういうマイナス面もあるくらい権利が定着している

日本ではどうか?
その労組が、まるで悪者の扱いだ・・何故だろう??
それは、日本での戦後労組の黎明期に、朝鮮戦争とレッドパージがあったからだろう
これで、戦前の軍国主義者が好色に復帰し、アメリカの圧力は社会主義的発想を持つ労働組合指導者を徹底的に弾圧した
もう一つは55年体制だろう
自民党VS社会党というわかりやすい構図で、日本の政治は決定されてきた
自民が少し偏ったことを打ち出す。社会はそれに対抗して反対に偏った案を出す。
その中間に落としどころを設定している・・これが国対だ
これで社会党は「反対のための反対」しかしなくなった
だから政策決定能力を失ったのだろう
最大野党に甘んじたからだ

一方の労組は、その社会党の力もあり、
時まさに高度経済成長。
お祭り騒ぎの春闘で、労組が獲得したかのような錯角を覚える賃上げ
徐々に労組なんか無くても・・という構成員が増えたのだろう
あの頃の国労の「遵法闘争」とかも酷かった
あれは労組のことしか考えずにとられた戦法だろうね
利用者は無視だった
だから国民は労組支持から離れていったのだろう
労組がまるで悪いことをしているような感覚を持ってしまった
もちろんメディアの報道もあっただろうけどね・・

しかし現在、ここまで資本家と新自由主義者に貶められると
頼るところは労組しかない
企業別・・所謂単組が難しいとしても、個人加入ユニオンは一定の成果を上げている
もう、若者を守る手段はこれしかないのかもしれない

「国益」を振りかざし、日の丸を打ち振るい、軍国主義化を急ぐ人たちが
国民の事など、まるで眼中にないことははっきりしている
まあ、このままでは行かないだろうが

本当に国民のことを考える政権が誕生するまで
細々とでも仕方がない
労組の組織率をすこしずつでも拡大し、身を守らなければならないだろう

by kitanomizube | 2012-12-19 06:23 | 政治
<< こんなことあったんだな これからも注視しなければ >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
お気に入りブログ
リンク
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク