北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
原爆に匹敵する被害

今日は東京大空襲の中でも、最も規模が大きかったと言われる3月10日の空襲があった日から65年目の日です

この空襲では、広島や長崎の原爆に匹敵する犠牲者が出ています。
3月10日だけで確認できているだけで83798名
被災者は100万人を超え、被災家屋も26万戸を超えました。

故筑紫哲也さんも、この空襲が広島並みに記憶に残っていないのがおかしいと、著書にも書いていました。

この空襲を警視総監の命令により、記録写真に残していた人がいました。
警視庁の石川光陽さんと言う方です。
わずか33枚ですが、GHQの引き渡し命令も拒否し、自宅庭に埋めて保管していたと言います。
その中の一枚が次の写真です。
原爆に匹敵する被害_c0046416_3162035.jpg

何度見ても胸が苦しくなる写真です。
どう見ても小さな赤ちゃんと、背負っていたお母さんの炭化した遺体です。
出典はこちら
著作権はフリーになっているのだそうです

故後藤田正晴氏の著作に寄れば、この日の空襲は、まず東京の周囲に焼夷弾を撒き、市民が脱出できないようにしてから絨毯爆撃をしているのだそうです。現代のイラク・ファルージャの攻撃の原点がここにありますね・・皆殺しです。
戦争はこういうことなのだと、あらためて考えてしまいますね。

by kitanomizube | 2010-03-10 03:17 | 平和
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