北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
核廃絶の先頭は日本

世界一受けたい授業・・・という番組で
ゴルバチョフ元ソ連共産党書記長の授業が放送された

ゴルビーと言えば、ペレストロイカを進め、ソ連の解体と東欧の民主化のきっかけを作った人物として有名
また中距離核戦力全廃条約をレーガンと結んだ人物であり、その点が評価されノーベル平和賞をもらっている
この中距離核戦力全廃条約で削減された核戦力は、米846基、ソ1846基の合計2692基・・これがその当時の核戦力のどこくらいの割合かというと、当時というか最盛期には合わせて55000基以上と言われていた核兵器のうち5%程度だということがわかる
まあでも、冷戦の最中核兵器を初めて削減する条約を結び、核軍縮への道筋を開いたことは大きな意味があっただろう

そして授業の中身はと言うと、世界からの核廃絶を呼びかける先頭に立つのは日本でなければならないと言うこと
何故なら、日本は唯一の核被爆国であり、核兵器の悲惨さ、非人道性を唯一知っている国だからだということ
全くその通りだと思う
そして、それは今までも私たちが訴え続けてきたことでもある

ただ、これまでの政権がアメリカ追随で、核兵器の非人道性と国際法違反を巡る国際司法裁判所での審理でも、核廃絶を訴えることが出来なかったため、こうやって言われてしまうのは、全く持って残念・・・
それと、もう一つ言わなければならないのは
超大国であり、核保有国のロシアの元指導者なのだから
まずは自分の国の核兵器を廃絶することを提案してはどうかと言うこと
また、核不拡散体制が核非保有国にとって不公平感と危機感をもたらすものであり、この体制を改めることが先決であると言うことを、何故受講者の誰も、言うことが出来ないのかと言うこと
これが、唯一の核被爆国の核兵器に対しての一般的な認識だと言うことだろう

ゴルビーに言われる前に、世界からの核廃絶を訴える先頭に立ち、何よりも核不拡散体制と、国連安保理の常任理事国の独善性を指摘し、改めさせる先頭に立つのが日本の役割のはずだ
政権交代したのだから、そのくらいやれないものかね・・・
小沢じゃ無理か・・・

by kitanomizube | 2010-01-02 23:07 | 平和
<< 木々にも人にも厳しい(^_^;) 2010年が明けました >>


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