北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
考えていたことの裏付けが・・

久々に本の紹介を
戦争が出来なかった日本
考えていたことの裏付けが・・_c0046416_5281898.jpg

第二次世界大戦に参戦・・というか
中国と13年戦争を始めてしまい
その最中にアメリカを初めとする諸国と戦争を始めてしまった日本
あの戦争は、可能だったのか・・という分析

結論から言うと、日本は全く戦争など出来ない国だったということ
常々、現在の日本を見てそう感じていたが、また、戦前、戦中の歴史を調べてみては考えていたのだが
この本で、その全てに裏付けが取れて、モヤモヤしていたものがすっきり晴れ渡った気分になった

さて、
あの頃、日本はどんな国だったかというと
簡単に言うと「加工貿易」で外貨を稼ぎ、その金で軍備を増やしていた国
資源は石炭ぐらいはあるが、鉄鉱石、ボーキサイト、モリブデン等の兵器産業に必要なものは何一つない
兵器を動かすために必要なエネルギー源、石油は全くと言っていいほどない
資源を求めて植民地政策に乗り出したが、朝鮮半島には石油はない
傀儡政権を樹立させた満州にも、当時は石油があるなどとは思ってもいなかった
食糧はと言うと、さすがにあの当時は自給していたのかと思いきや
なんと半分近くは植民地からの移転・・つまり略奪というか・・作らせていたんだね・・
つまり資源、エネルギー、食糧の果てまでないと言う国だった

その国が戦争を遂行するためには、戦費が必要
その戦費は貿易によって稼ぐはずだった
が、戦争を始めたとたんというか、戦争に至るまでの課程において
日本は経済制裁を受け、くず鉄を初め、あらゆる資源を封鎖されて行った
そして最後が石油だ

当時、最も近い石油の産地はインドネシア・・
だからインドネシアがほしかった
でも、インドネシアだけを植民地にしても、石油を積んで返ってくる船は
オランダ領から始まり、イギリス領マレー半島、フランス領インドシナ、アメリカ領フィリピン、そして戦争をしている中国の沖合を通る
これは、まともに帰ってこれるはずもない
だからその辺をまとめて支配しよう・・・というのが「大東亜共栄圏構想」だ
アメリカ領フィリピンに援軍が来ることを防ぐために、ハワイの機動部隊をたたいておく必要があった

そして、今日がその「真珠湾攻撃」を行った日
考えていたことの裏付けが・・_c0046416_52909.jpg

振り返って現在の日本を見ると
資源のほとんどは輸入
エネルギーも輸入
食糧自給率は先進国と威張っている国の中で最低の40%以下
何を持って立国しているかというと「加工貿易」
60数年前と違うのは貿易の中身が「繊維製品」から「機械類」に変わっただけ
なんと、何も変わっていないのが、この国の現状

だから、日本はあの当時も今も、戦争など出来るはずもない国なのだ
だったら、効果が期待できないミサイル防衛等に大枚をはたいたり
近隣諸国との関係よりも重視している「○○同盟」の根源である安保条約を見直し
思いやりのない国への「思いやり予算」など廃止して
かの迷惑な部隊はグアムへでもサイパンへでも行ってもらって、もっと国民のためになる施策を考えるべきだ

政権交代
そうしてこそ意味があるのではないか??

by kitanomizube | 2009-12-08 23:27 |
<< まったなしだ とりあえず・・ >>


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