北の水辺で水面や空を眺めての独り言

by kitanomizube
 
知られていないノーベル賞の

昨年は日本人の科学者が4人もノーベル賞を受けたということで、ずいぶん話題になりましたが
その授賞式の様子がノーベル財団のHPにアップされていて、誰でも見ることができるのだそうです
そして、その中から日本のマスコミが伝えていない話として、面白い話題が
NBonlineで流れてきました

伊藤乾と言う方の「常識の源流探訪」というシリーズで
「ノーベル講演を共著者に譲った南部博士」というものです

日本語で講演された益川教授は、そのことで有名にもなられていますが、実際何を語られたのかは知られていません。そこでは、あの戦争で実現しなかった教授のお父様の夢から始まり、高校時代に聞いた話から夢を持って猛勉強を始めた話などが紹介されているようです。
面白いのは、日本語で語ると言うことの意味です。
日本語で語ると言うことは、この研究自体を「日本語で思考している」ということだそうです。
世界の最先端の学術研究は、ほとんどヨーロッパの言語で行われている。それが、自国の言語で、ほぼ全ての分野の研究がなされている国は実は少ない・・・そんな国に住んでいると言うことなのだそうです。
なんだか面白いな・・と、思いました。

下村博士の講演は、高校生時代に遭遇した、長崎の原爆の話から始まっているそうです。
ノーベル賞始まって以来の被爆科学者の受賞といえるそうです。

さて、表題の共著者に譲った南部博士ですが、原論文の共著者、ヨナ=ラシオニ教授にノーベル賞受賞の記念講演という晴れ舞台を譲ったという話です。詳しくはNBonlineを読んでいただければわかりますが、なんと、このようなことはノーベル賞始まって以来なのだそうですが、南部博士にとっては(とラシオニ博士)二度目だというのです。
48年前の「ミッドウエスト・コンフェレンス」という大きな国際物理学会議での講演を、若い研究員だったラシオニ博士に譲ったというのです。若い研究者に大舞台を経験させる、あるいはデビューさせるということをされる方なのだと言うことです。
もう一つは、今回のノーベル賞でイタリアの研究者が全て次点で賞を逃しているのだそうですが、そういう部分への配慮もあったのだろうと書かれています。
知らない世界というものがまだまだあるのだと思いました(^_^;)

by kitanomizube | 2009-01-05 23:15 | 教育
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